生徒作品完成だより

銅鍋が完成しました。取っ手は、真鍮のパイプです。ジャムやあずきを煮る場合には、中に錫をひかない方が良いので、今回は銅のままです。オーブンにそのまま入れて、早速アップルパイを焼いたそうです!

生徒作品完成だより

初めての絞りで、銅と真鍮のタンブラーが完成しました。中には錫をひき、外側は硫化仕上げにしました。真鍮は硫化しても色が変わりにくいのですが、絞る途中で何度もなましていることと、アーティスでは7・3という銅がより多い真鍮板を使っていることで、化学反応を起こしやすくなっています。

生徒作品完成だより

アルミのペンダントヘッドが仕上がりました。夏は涼しげに、冬は黒い服に合わせるとゴージャスに見えますね。厚みのあるアルミ板に金鎚目でマチエールをつけることによって、立体感が出ます。その凹凸のある板を3枚重ねたのもとてもユニークです。本体に合わせて、洋白(銅とニッケルの合金で、とても硬いです)の金具も手作りしました。素敵な感じに仕上がりましたね!

生徒作品完成だより

続々と生徒さんの作品が完成し、とても嬉しいです。銅の花器にドライフラワーを入れて玄関に置いているそうです。時々水を入れてお花を浮かせたり、生活を楽しんでおられる様子が見えてきます。素敵です! 銅は殺菌効果があるので、水が腐りにくく、お花も長持ちしますね。

生徒作品完成だより

義手、義足等の装具を作っておられる生徒さんがアルミで義足カバーを制作しました。ある程度の形を作った後、鏨を入れ、蝶々の部分は、一部糸鋸で抜いています。

生徒作品完成だより

錫のぐいのみが完成しました。作者は、最近ずっと錫のぐいのみを作っています。今回のは縦長ですっと上に広がるラインなので、ならし(形を整えながら金鎚目を綺麗に揃えていく作業のこと)が大変だったと思います。直線や逆アールは丸い形よりもならしが難しいのです。冷酒が美味しいですね!

アーティスでは、錫95%に銅を5%混ぜた特注板を使っています。色々試した結果、その配合の板が絞りに適していると判断しました。厚みは1.4ミリなので、しっかりとしたものになります。

生徒作品完成だより

ぞくぞくと生徒さんの新作が完成しています。今回は、いけばなをされている方の銅の花器です。銅は抗菌作用があるため、お花が長持ちします。いつも工房で撮影していたのですが、最近はなるべく生徒さんがお家で使われる状態で写していただいています。素敵なインテリアところんとした銅の花器がマッチしています。(補足:鉄の剣山を使うと銅のせいで鉄がすぐに錆びてボロボロになってしまいますので、皆様くれぐれもご注意を!)

生徒作品完成だより

 
銅ポットです。取っ手は真鍮で、内側に錫をひきました。青森出身の彼女はリンゴをモチーフにした作品も多いです。
初めての作品ですが、綺麗に直線を出すことができました。外側は硫化で、中は錫をひいています。