生徒作品完成だより

銅の表札が完成しました。1ミリの銅板を表面、裏面から鏨で打ち出して凹凸をつけています。全体を硫化して少しトーンを落とした後に、文字を研磨して銅の色に戻し、酸化防止のためラッカー塗料を塗布しました。アルファベットの表札も良いですが、漢字は渋くて格好良いですね!

生徒作品完成だより

銅のフライパンと銅の植木鉢が完成しました。フライパンの柄は熱くならないように、木でサンドしています。柄のラインに沿って、木を切り、それぞれに穴をあけて最後に木のダボで留めました。一体感が出て綺麗です。植木鉢は、三足で、コロンとした可愛らしい形になりました。均等に足を出すのは難しいですが、旨く出来ました。完成おめでとうございます!

生徒作品完成だより

銅のペンダントライトが完成しました。外側は敢えて色付けをせずに、銅の酸化した飴色を生かしています。365ミリ、0.7ミリ厚の銅板を使用しています。薄板は慣れると早く絞れますが、ならす時に動くので、形を固定しにくいですが、ランプシェードのような軽さを求める場合等は薄板を用いた方が良いと思います。山小屋のような雰囲気の良いお部屋のアクセントになっていますね。内側の鎚目が効いています。 

生徒作品完成だより

ペアの銅タンブラーが完成しました。初めての絞りで大変だったと思いますが、綺麗に作れました。銅の内側に錫を塗布していることで、お酒はもちろんのこと、お水も美味しくなります。アーティスでは、絞りに挑戦する方にはマイ金鎚を一本作って頂いています。愛着のある道具でまた絞りに挑戦してくださいね。

生徒作品完成だより

真鍮のカクテルペストル(ミントなどの葉をつぶして、モヒートなどのカクテルをつくるための道具)が完成しました。上部と下部に葉をモチーフにした模様を鏨で彫りました。細かい作業が続いたので、大変だったと思います。素敵なクリスマスのアイテムとしても活躍しそうですね。完成おめでとうございます!

生徒作品完成だより

銅のポットが完成しました。一枚の板から注ぎ口も制作したので、大変だったと思います。柄は、真鍮のフラットバーを使用していますが、そのまま火にかけても熱くならないように栗の木でサンドしています。蓋の取っ手も同じ栗の木です。(前にも書いたことがありますが、この栗の木は、鮫島が山で拾った栗の実を植木鉢で育て、1メートル程度になったものを地面に植えたら大きくなったものです。残念ながら全て伐採することになったのですが、せめて枝を何かに使えないかと木が水を落とす12月に伐採したものを鍋などの柄に利用しています。今回も使ってもらえてとても嬉しいです。命が繋がっていく感じがします。)栗は水にも強く、硬いので、鍋やポットの柄に最適だと思います。早速お湯を沸かして入れたコーヒーはいつもよりぐっと美味しかったそうです!銅の熱伝導の良さで、美味しくなるのですね。完成おめでとうございます!家宝ですね。(^^)/

個展のお知らせ

<鮫島貴子 金属造形展 「海の生物たちが教える未来」>は無事に会期を終了致しました。

日時:2023年9月30日(土)~10月26日(木) 9:00~22:00

*9月30日のみ11:00~ 10月26日のみ~16:00

場所:ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートロビー階 ギャラリースペース    トークツアー:作品及び私が主な制作手法としている日本の伝技技法(たん)(きん)についてお話しました。

*会期の前半と後半の数日間、作者がホテルに滞在しました。

テレビ放映のお知らせ

☆6月24日放送のフジテレビの街歩き番組で、有吉弘之さん、大久保佳代子さんら4名に錫制作を体験していただきました。6月24日(土)12時から13時半までの放送にアーティスが出ました。ぶらぶらサタデー・有吉くんの正直さんぽ という番組です。

無料見逃し配信期間は終わってしまいましたが、FODでご覧いただけます。

皆さんが制作された錫皿体験は、こちらです!

生徒作品完成だより

銅の片手鍋が完成しました。ジャムを煮るのに使いたいとのことです。目を離した際に敷きにつくこともなく、銅の熱伝導の良さが生かせます。季節ごとに果実のジャムを作って楽しんでくださいね!

生徒作品完成だより

銅製ランプが完成しました。1枚の板を絞って形を作ってから、中心にソケット部分の穴をあけました。食卓に彩りが出ますね! 磨き仕上げなので、段々と銅が酸化して、飴色になってくると思います。色の変化も楽しんでください。